新型コロナウイルス感染者２０００人が自宅療養ー全体の約２割
厚生労働省が4月28日時点の状況をまとめたところ、 全国の新型コロナウイルス感染者は８７１１人で、うち５５５８人が入院していました。自宅療養は１９８４人で、ホテルなど宿泊施設で療養する感染者数の２倍を超えていました。社会福祉施設などでの療養は１４７人でした。
ホテルなどの宿泊施設においては新型コロナウイルス感染者の体調の急変に対応できる医師等の医療関係者が常駐していますが、自宅療養では体調の急激な変化に対応できません。特に一人暮らしの感染者が一人で自宅療養すると対応が遅れるリスクが高くなります。自宅療養中に感染者が死亡するケースも発生しており、問題になっています。。
新型コロナウイルス感染者の自宅療養は東京都の６３５人が最も多く、埼玉県３５４人、大阪府３３２人などが続きました。
同省の担当者は「感染者が少ないために自宅療養の方針を維持している自治体も多い。容体の急変に対応できるよう、宿泊施設への移行を進めてほしい」と話しています。
新型コロナウイルス感染者のうち、自宅で療養している人が全体の約２割に当たる１９８４人に上ることが６日、厚生労働省のまとめで分かった。自宅療養中に死亡した感染者がいたことなどから、同省は体調の急変に対応できる宿泊施設での療養を原則としたが、施設での療養は８６２人にとどまった。時事メディカル2020/05/06
