医学部新設 東北薬科大、選定から一ヵ月
東北へ新設される大学医学部の設置者に決まった東北薬科大(仙台市青葉区)が、6県に働き掛けて設置する「運営協議会」(仮称)の枠組みの素案がまとまったことが3日、関係者への取材で分かりました。
構成メンバーは各県の関係者ら40人規模に上り、10月下旬に仙台市内で初会合を開く予定です。薬科大は成案を固めた上で、近く正式に参加要請する見通しとのことです。
薬科大の堀田徹事務局長は河北新報社の取材に対し、素案について「調整中としか言えない」と説明しています。宮城県、県医師会は「正式な参加要請が来ていない」と話しており、はっきりしない状況が続いています。
2014/10/03 河北新報
薬科大は、直近の焦点である「運営協議会」(仮称)の枠組みづくりに全力を挙げる。この間に浮かび上がってきたのは、文部科学省の積極関与と地元自治体である宮城県の消極姿勢だ。